第7次エネルギー基本計画が策定され、2040年における風力発電の導入量は発電電力量（1.1兆～1.2兆kWh）の4～8%を占めると定められた。そのうち、洋上風力については2040年までに浮体式を含む30～40GWの案件形成を目指すことが明記されている。
一方で、国内の風力発電には洋上風力、陸上（大型風力）、自家消費に供する風力発電など、プレイヤーや用途がさまざまな市場が存在するにも関わらず、それらの内訳や個別の課題は明らかにされていない。
したがって、日本国内の風力発電を洋上風力、陸上風力、中型小型風力（主に自家消費目的）に三分割して整理し、それぞれの市場におけるプレイヤーの現状、課題、将来展望の調査を行う。
これらを総合して、国内における2040年までの風力発電導入容量を予測する。